若い人にも発症しやすい

代表的な骨の悪性腫瘍です

考える人

骨肉腫は代表的な骨の悪性腫瘍なので、腫瘍細胞が骨を産出するため、膝関節や肩などの部位に膨張や痛みなどが見られるようになります。
初期段階では痛みが少ないため、筋肉痛と間違いですが、異変に気付いたら、早めに専門の病院を受診する必要があります。
病院では細胞を採取して、検査を行いますが、骨肉腫が診断された場合は、病気の進行状態に応じた治療法を提案してくれます。
以前は足や腕を切断する手術が一般的でしたが、現代は病変部分を切除して、手足を残す手術を行うことが多いです。
病気が進行しており、手足を残すのが難しいと診断した場合は、切断手術を行います。
骨肉腫は悪性度の強いがんなので、以前は予後経過が良くなかったですが、現代は優れた抗ガン剤が開発されており、化学療法による治療を行うことで、再発や転移を防いで、5年生存率を高めることが可能になっています。
骨肉腫は進行すると、肺などの臓器に転移がしやすいため、早期発見、治療が大切な病気です。
骨肉腫はあらゆる年齢に発症する病気ですが、10代、20代の若い人にも比較的多い病気です。
お子様のおられるご家庭では、膝や肩などに異常が見られる場合は、早めに病院で精密検査を受けさせる必要があります。
骨肉腫は手足を残すことができますが、多少は運動機能が低下するため、運動機能を向上させるために、人工骨を入れたり、骨移植などを行う場合もあります。
外科手術を行った後は、化学療法による治療が中心になります。

上がる治癒率

看護師

あらゆる部位に発症してしまうのががんの厄介な点ですが、骨肉腫は二十歳までの発病が多いと言われています。
特に多いのが小児の発病で、長期の闘病を余儀なくされることがあります。
しかし、昔に比べると治癒率は格段に上がっています。
小児がんは抗がん剤がよく効くと言われていて、六割〜七割の確率で治癒すると言われています。
再発のリスクを考えて足を切断することもありますが、義足やリハビリの技術は格段に進歩を遂げています。
抗がん剤には副作用が付き物ですが、脱毛には医療用のかつらがありますし、骨髄抑制には輸血が有効だと言われています。
長引く足の痛みから整形外科を受診して、そこから骨肉腫と診断されることが多いと聞きます。
治療は内科病棟で行われて、外科との連携も密に行われます。
人工骨の開発も進んでいますし、骨肉腫だからと言って恐れる時代ではなくなっています。
入院期間が長期になることもありますが、大学病院や総合病院には院内学級が設置されています。
勉強と治療を並行して行うことが出来ますし、QOLも維持出来るのではないでしょうか。
全国には骨肉腫と闘っている患者さんが大勢いますが、治療を終えて社会化復帰を果たしている方もいます。
各種制吐剤も進歩していますし、吐き気をコントロールすることも可能になりました。
寛解をむかえたあとも五年間は注意が必要ですが、骨肉腫の五年生存率は上昇しています。
治る可能性のあるがんだと言えます。

子供には定期的な検診を

聴診器

骨肉腫とは、本来、骨になるべき細胞ががん化してしまうことで生じる「骨のがん」のことをいいます。
小児期に発症するのが特徴の一つで、患者の60%は18歳未満であるというデータがあります。
初老期にも発症することがあり、この年齢分布が他のタイプのがんとは異なる骨肉腫の特徴です。
骨肉腫が発生する原因はよくわかっていませんが、家族性の骨肉腫があることから、なんらかの遺伝子が関与していると考えられています。
一方、骨肉腫が悪化する原因として問題になっているのが、少年期に症状があまり出ないことです。
骨肉腫は膝や肩に発生することが多いのですが、少年期にはこれらの部位が筋肉痛などで痛むことも多いために、骨肉腫の症状が見過ごされがちになります。
多くの場合、関節部分が膨らんでくることで発見されます。
骨肉腫が成長する速度は個人差がありますが、成長の早い悪性腫瘍の場合、発見されたときには既に他の組織に転移していたという場合があり、この場合の予後は非常に悪くなります。
このような状況を避けるために、とくに小児期には定期的な検診を受けることが望まれます。
足や肩のレントゲン写真をとれば、骨肉腫の発見は容易です。
レントゲンは被曝するので、子供の定期健診の手段としては核磁気共鳴画像法(MRI)が適しているでしょう。
通常の健康診断に加え、画像診断を積極的に行なっていくことが、骨肉腫のような若年性のがんのリスクを減らす方法です。